2020-04-13 春の霞む月(5) 和歌 春月 あかずのみ花の匂ひも深ふかき夜の雲井に霞かすむ春の夜の月 (藤原為家・為家卿集・早卒百首四月当日詠㆑之・656) 飽きることのないほどに花の香りも深い夜の、雲の彼方に霞む春の夜の月だなぁ >「雲井に霞む」にぐっと来ました。 和歌引用 山本啓介・佐藤智広・石澤一志(2014)『和歌文学大系64為家卿集/瓊玉和歌集/伏見院御集』明治書院