遠江守為憲罷下りけるにある所より扇つかはしけるに読る
わかれてのよとせの春のはる毎に花の都をおもひおこせよ
別れてからの4年の(任期の)間の春の、その春が来るたびに花の都を思い出して下さい
>春の別離と送る想いと。
>命令表現を含む歌(2)の歌の「思ひおこせよ」は、
名詞「思ひ」+他動詞サ行下二「
この歌の「おもひおこせよ」は、
他動詞ハ行四段「思ふ」(連用形)+他動詞サ行四段「
和歌引用
早稲田大学図書館所蔵『後拾遺和歌集』巻第1-10(古典籍総合データベースhttps://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/i04/i04_03163_0010/index.html、2020/04/19閲覧)
*1:この「よ」は間投助詞とする立場と終助詞とする立場とがある