バンドデシネ版「どこであれそれが見つかりそうな場所で」

立て込んでいて、久しぶりになってしまいました。

 

しばらく前に入手していたこちら。

 

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バンドデシネ版「どこであれそれが見つかりそうな場所で」

 

個人的には村上春樹に限らず、映像化、漫画化の類はあまり見ないようにしているのですが、こちらは気になったので思い切って読んでみました。

(自分が思い描いていた世界が、視覚情報によって上塗りされてしまうような感覚があまり得意ではないのです…)

 

新しい世界観。なるほど、世界をこういう風に切り取ることができるのか、と新鮮な気持ちで頁をめくりました。

バンドデシネ版を読んだ上で、改めて短編を読み、自分の中で新たな世界を構築するのもおもしろいと思えました。良かった。

 

それと、もともとこの短編はすごく好きなのですが、収録されている『東京奇譚集』を改めて見返していて、なんと名作揃い…と。(今更)

この短編の内容に関することは、また別に書きたいと思います。ちょっとしたエピソードがあるので。

 

 バンドデシネ版、他の巻も手に入れたいなと思いました。ぼちぼち。