2020-04-17 命令表現を含む歌(2) 和歌 東山ひがしやまに花見にまかり侍るとて、これかれ誘ひけるを、さしあふことありて留とどまりて申し遣はしける 身はとめつ心は送る山桜風のたよりに思ひおこせよ (安法法師・新古今和歌集・巻第十六・雑歌上・1472) 我が身は留めておいたが、心は送る。山桜よ、風の便りに想いを送っておくれよ >「さしあふこと」のある現状になんとなく染みた。 和歌引用 峯村文人(校注・訳)(1995)『新編日本古典文学全集43新古今和歌集』小学館