2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

紫陽花

紫陽花 思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花 俵万智「元気でね」『サラダ記念日』 祖母の影響で、小さい頃から『サラダ記念日』をよく読んでいました。 最近、祖母と連絡を取った時に、今の季節に合うねと、この歌を送ってくれまし…

土偶の切手の話

5月29日から発売されている特殊切手「国宝シリーズ 第1集」。 www.post.japanpost.jp 第1集「考古資料」(63円切手)に土偶が! しかも5種類!! これはこれは!と思って早速入手しました。 5種類の土偶の愛称と出土した遺跡 ①縄文のビーナス:長野県茅野市…

バンドデシネ版「どこであれそれが見つかりそうな場所で」

立て込んでいて、久しぶりになってしまいました。 しばらく前に入手していたこちら。 バンドデシネ版「どこであれそれが見つかりそうな場所で」 個人的には村上春樹に限らず、映像化、漫画化の類はあまり見ないようにしているのですが、こちらは気になったの…

『猫を棄てる―父親について語るとき』

読みました。 猫を棄てる―父親について語るとき 戦争の記憶と過去の継承は『ねじまき鳥クロニクル』を、 木に登った猫の話は『スプートニクの恋人』を、 路面電車の話は「どこであれそれが見つかりそうな場所で」を、 それぞれ彷彿とさせる内容でした。 挿絵…

「それが言えるような気がして」

今日はちょっと雰囲気を変えて。 高校生の時にとてもお世話になった先生から頂いた絵はがき。 確か大学受験の前くらいに頂いて、それからずっと大切にしているもの。 星野富弘さんの絵はがき 二番目に言いたいことしか人には言えない 一番言いたいことが言え…

『国境の南、太陽の西』談義その2

ゆるりと「その2」です。 「ネタバレ」なるものをしたくはないのですが、わたしの言葉で語るよりもむしろ原文を引用したいという気持ちの方が強いため、未読の方はご注意下さい。 (このブログを見つけて下さる方なんてほぼいないだろう、とか思っていますが…