村上春樹

バンドデシネ版「どこであれそれが見つかりそうな場所で」

立て込んでいて、久しぶりになってしまいました。 しばらく前に入手していたこちら。 バンドデシネ版「どこであれそれが見つかりそうな場所で」 個人的には村上春樹に限らず、映像化、漫画化の類はあまり見ないようにしているのですが、こちらは気になったの…

『猫を棄てる―父親について語るとき』

読みました。 猫を棄てる―父親について語るとき 戦争の記憶と過去の継承は『ねじまき鳥クロニクル』を、 木に登った猫の話は『スプートニクの恋人』を、 路面電車の話は「どこであれそれが見つかりそうな場所で」を、 それぞれ彷彿とさせる内容でした。 挿絵…

『国境の南、太陽の西』談義その2

ゆるりと「その2」です。 「ネタバレ」なるものをしたくはないのですが、わたしの言葉で語るよりもむしろ原文を引用したいという気持ちの方が強いため、未読の方はご注意下さい。 (このブログを見つけて下さる方なんてほぼいないだろう、とか思っていますが…

『国境の南、太陽の西』談義その1

わたしが、村上春樹作品の中で(今のところ)いちばん好きなのがこの『国境の南、太陽の西』です。 何度も読んでいて思い入れが強い作品なので、一度にまとめて何か書けそうにはありません。 気まぐれに綴っていこうと思います。 (…こんなにゆるいのに「談…

「バート・バカラックはお好き?」そして「窓」

はじめて村上春樹作品について書きます。 村上春樹作品は一通り読んでいて、書きたいことはいろいろあるものの、個人的な思い入れがやや強すぎる作品もあり、なかなか書けずにいました。 たまたま「眠い」という短編が読みたくなって、『カンガルー日和』を…