春の霞む月(7)

うちなびく春を近みかぬばたまの今夜の月夜霞みたるらむ
右の一首、大蔵大輔甘南備伊香真人
(甘南備伊香真人・萬葉集・巻二十・4489)

 

春が近いからだろうか、今夜の月は霞んでいるなぁ

 

>枕詞「うちなびく」、「ぬばたまの」

>「ミ語法+か」もアツいか~

 

和歌引用

小島憲之・木下正俊(校注・訳)(1996)『新編日本古典文学全集9萬葉集④』小学館