2020-04-14 春の霞む月(6) 和歌 花の下(した)にて月を見てよみける 雲にまがふ花の下にて詠(ながむ)れば朧(おぼろ)に月は見みゆるなりけり (西行・山家集・春・90) 雲に見紛う花の下から眺めると、月は朧げに霞んで見えるものだなぁ >これまでと少し違う趣。 >夜、見上げた桜は雲にも見えたし、大福にも見えた。 和歌引用 西澤美仁・宇津木言行・久保田淳(2003)『和歌文学大系21山家集・聞書集・残集』明治書院