2020-04-02 桜と雨と(2) 和歌 花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに (小野小町・古今和歌集・巻第二・春歌下・113) 花の色は色褪せてしまったな、むなしく長雨が降り続くうちに 私(の容姿)もすっかり衰えてしまったな、むなしく私がもの思いにふけっている間に >『小町集』では「花を眺めて」とある(『和歌文学大系18』参照)。 >百人一首にも採られているとても有名な歌。掛詞、難しい。 和歌引用 小沢正夫・松田成穂(校注・訳)(1994)『新編日本古典文学全集11古今和歌集』小学館