桜と雨と(3)

春雨の降るは涙かさくら花散るを惜しまぬ人しなければ
大友黒主古今和歌集・巻第二・春歌下・88)

 

春雨が降るのは涙だろうか、桜の花が散るのを残念に思わない人はいないのだから

 

>副助詞「し」がなんとなく好き。

 

和歌引用

小沢正夫・松田成穂(校注・訳)(1994)『新編日本古典文学全集11古今和歌集小学館