「-がほ」を含む歌(2)

身を知れば人の咎とは思はぬに恨みがほにも濡るゝ袖哉
西行山家集・恋・680)

 

自分の身のほどを知っているので、あなたがわたしに冷たいのはあなたのせいではないと分かっているのに、まるであなたを恨むかのように涙で濡れる袖であることよ

 

新古今和歌集・恋三

>接続助詞「に」も好き、わりと前から

>関係ないけど5月

 

和歌引用

西澤美仁・宇津木言行・久保田淳(2003)『和歌文学大系21山家集・聞書集・残集』明治書院