命令表現を含む歌(9)

摂政太政大臣家百首歌合せつしやうだいじやうだいじんのいへのひやくしゆのうたあはせに、契恋ちぎルこひの心を
ただたのめたとへば人のいつはりをかさねてこそはまたも恨みめ
(前大僧正慈円新古今和歌集・巻第十三・恋歌三・1223)

 

ただ信頼しなさい、もしもあなたに対して偽りを繰り返したならば、またその時に恨んでくれ

 

>他動詞マ行四段「頼む」

>この「たとへば」は「もし~(ならば)」の意

>やけに薄っぺらい感想しか出てこないな…

 

和歌引用

峯村文人(校注・訳)(1995)『新編日本古典文学全集43新古今和歌集小学館