2020-04-09 春の霞む月(1) 和歌 春月の心を 我(わが)袖に涙もいつか春はるの夜よのかすむを月の習(ならひ)とも見みん (荒木田季長・新葉和歌集・巻第十六・雑歌上・1051) 私の袖が涙で濡れている、いつの間にか春の月が(涙で)霞んで見えるのを(霞むのは)春の月の習性と思って見よう >新しいテーマは「春の霞む月」。 >霞んだ月を眺めたことを思い出したので、この歌にしました。 和歌引用 深津睦夫・君嶋亜紀(2014)『和歌文学大系44新葉和歌集』明治書院