「-がほ」を含む歌(6)

子規を待ちて明ぬといふことを
時鳥鳴かで明ぬと告げがほに待たれぬ鳥の音ぞ聞こゆなる
西行山家集・夏・186)

 

ほととぎすが鳴かずに夜が明けてしまったと告げるように、待ちもしない鶏の鳴く声が聞こえてくるよ

 

>「告げがほ」

>「ぬ」の識別の問題に良さそう

 

和歌引用

西澤美仁・宇津木言行・久保田淳(2003)『和歌文学大系21山家集・聞書集・残集』明治書院