2020-05-12 「-がほ」を含む歌(10) 和歌 隣の夕の荻の風 あたりまで哀知れともいひがほに荻の音する秋の夕風 (西行・山家集・秋・288) 近所まで「風情を知れ」とでも言いたそうに荻の葉ずれの音を立てる秋の夕風よ >「いひがほ」 >命令表現も含まれている >なんだかすっかり「-がほ」の虜になりつつある 和歌引用 西澤美仁・宇津木言行・久保田淳(2003)『和歌文学大系21山家集・聞書集・残集』明治書院