「-がほ」を含む歌(8)

花の歌十五首よみけるに
吉野山人に心をつけがほに花より先にかゝる白雲
西行山家集・春・143)

 

吉野山では人に花を待つ心を抱かせるように、花が咲くのに先立ってかかっている白雲よ

 

>「(人に心を)つけがほ」

 

和歌引用

西澤美仁・宇津木言行・久保田淳(2003)『和歌文学大系21山家集・聞書集・残集』明治書院