「-がほ」を含む歌(7)

夕暮時鳥といふことを
里馴るゝ黄昏時の蜀魂聞かずがほにて又名告らせん
西行山家集・夏・181)

 

人里に馴れた黄昏時のほととぎすよ、鳴いた声を聞かなかったふりをしてもう一度名乗らせよう

 

>「聞かずがほ」

>意志・意向の「む」

 

和歌引用

西澤美仁・宇津木言行・久保田淳(2003)『和歌文学大系21山家集・聞書集・残集』明治書院