2020-05-15 「-がほ」を含む歌(13) 和歌 月前恋といへる心をよめる 歎けとて月やは物を思はするかこちがほなる我が涙かな (西行・千載和歌集・巻第十五・恋歌五・929) 嘆けと言って月が物思いをさせるのだろうか、そうではないのに、恨みがましく流れる私の涙であることよ >「かこちがほ」 >命令表現「歎け」 >百人一首にも採られている歌(有名すぎて、取り上げていないことを忘れていました…) 和歌引用 久保田淳(校注)(1986)『千載和歌集』岩波書店