「-がほ」を含む歌(18)

うるまの島の人こゝに放たれ来て、こゝの人の物言ふを聞きも知らでなんあるといふ頃、
返り事せぬ女につかはしける
おぼつかなうるまの島の人なれやわが言の葉を知らずがほなる
(前大納言公任・千載和歌集・巻第十一・恋歌一・657)

 

はっきりしませんね。うるまの島の人でしょうか。わたしの言葉を知らぬ顔をなさるのは。

 

>「知らずがほ」

 

和歌引用

久保田淳(校注)(1986)『千載和歌集岩波書店