2020-05-27 「-がほ」を含む歌(18) うるまの島の人こゝに放たれ来て、こゝの人の物言ふを聞きも知らでなんあるといふ頃、 返り事せぬ女につかはしける おぼつかなうるまの島の人なれやわが言の葉を知らずがほなる (前大納言公任・千載和歌集・巻第十一・恋歌一・657) はっきりしませんね。うるまの島の人でしょうか。わたしの言葉を知らぬ顔をなさるのは。 >「知らずがほ」 和歌引用 久保田淳(校注)(1986)『千載和歌集』岩波書店